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毛は皮膚から外に出ている「毛幹」と皮膚の中に隠れて見えない「毛根」の2つに分けられます。
毛は、毛包という筒状の膜に包まれています。毛包の周囲には血管が網の目状に張り巡らされ、毛根に栄養や酸素など、毛の成長に必要なものを送り届けています。
毛根の根元の卵形に膨らんだ部分を「毛球」といい、毛球のくぼんだ部分を「毛乳頭」と呼びます。毛乳頭に接して「毛母細胞」があり、この毛母細胞が毛乳頭に分布している毛細血管から栄養を吸収して増殖・分化を繰り返し、上に伸びて毛になります(図1)。
◆図1:毛の構造

毛は、外側から毛小皮(キューティクル)、毛皮質(コルテックス)、毛髄質(メデュラ)の3つの層から成り立っています。
毛小皮は1ミクロン程度の薄い膜ですが、非常に丈夫で外部の刺激から毛を守る役割をしています。
毛皮質は毛髪の大部分を占め、たんぱく質の細い線維が束になっています。その線維がほどけて広がらないように柔らかいたんぱく質が隙間を埋め、接着剤の役割をしています。毛小皮が損傷を受けると、このたんぱく質が流れ出し、毛髪が傷んでしまいます。
毛髄質は毛の中心にあり、比較的柔らかいたんぱく質でできていて、たくさんの空隙があります。毛髄質がない毛髪もありますが、毛髪の弾力や強さには関係なく、その役割はわかっていません。
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